ありがとうのスタンバイ

今日は姉の誕生日なのでお祝いにもう一つの物語です。

 

あることろに平凡に平和に暮らしている親切で素直で優しい性格の良い

耳の大きな男の子がいました。

周りの人々からも常に感謝をされていましたが、我も強くなく

特別に欲も野心もなく今現在の生活を楽しんでいました。

ただ、人生の中で誰もが経験する多少の問題は抱えていました。

 

そんなある日、一年のスタートに天からある声を聞きました。

 

「今年はありがとうを言う事が色々とあるから『ありがとうのスタンバイ』をしておきなさい。」

 

そしてその日に「ありがとうございます!」と

サプライズのような出来事が何度も起きました。

 

すると、翌日からどこに行っても「何かアプライズがあるのではないか?」と「ありがとうな出来事」を期待するようになりました。

 

ところが、それからはサプライズのような「ありがとうな出来事」も特別に悪い事も起きませんでした。

今まで通りに平和な生活が続きました。

 

すると「特にサプライズも何も起きないじゃないか!」と不平不満の心が起きましたが、ある時「ハッ!!!」と気付きました。

 

「特段、自分は何もしていないのに良いことが起きる起きる」と

卑しい心を出していたと。

 

 

ー実際はその男の子は 親切で優しい素直な性格で周りの人々からも

常に感謝をされていたので良いことを沢山していましたが

元々の性格からしているので自分が何かをしても当たり前のこととして

「特に自分は、何もしていない。」と常に思っていました。ー

 

そこで、深く内省をして自分は大して何もしていないからあの声は忘れようと。

卑しい心を出さないように期待も何もしませんでした。

 

そして、天からの声で自分がどのような人間になっていたのかと、

平和な生活が続いているだけでもありがたかったのに。。。と感謝心を取り戻しました。

 

不平不満な心を出したことから自分の心に気付けた事自体、

天からの声に隠された意味に「ありがとうございました。」と深く感謝をしました。

 

すると、多少抱えていた問題が次々と好転していき、

あの声の通り「ありがとう」ということがその年だけではなく生涯起き続けたのでした。

  

2019/5/8 11:25:31 ブログ記事